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駐車場のシロさんのこと。

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駐車場のシロさんはこの街のとある仲通にある立体駐車場で、同じく駐車場のトラさんと一緒に、駐車場の居候ネコとして暮らしている。

シロさんはメスネコだけど、この仲通のネコ達のボスで、気に入らないネコがいると追い払うくらい気性が荒いらしい。

そのおかげでこの仲通に住むネコで通りに顔を出すのはこのシロさんと同じく居候のトラさんくらいで他のネコ達は狭いビルとビルの間にひっそりと住んで、反対側の通りにたまに顔を出したりして暮らしている。

だから、その話をきいてからシロさんのことをちょっと嫌いになった時期があった。

だけど、シロさんは真っ白な毛をふわふわさせて通りを行きかう人を艶やかな青い目で眺めている。

その姿を見るとなんだか嫌いになるのがもったいないくらい綺麗で、いつの頃からかシロさんを好きになるようになった。

シロさんはトラさんとほとんどの時間を、あるときは駐車場の棚の中にある仮眠所で丸まって昼寝していたり、あるときは駐車場のお客さん用の木の椅子に座って古い電機ストーブにあたって冬の暖をとったり、おじさんやおばさん達とお手製の大きなネコじゃらしで朝の運動がてら遊んでもらったり、涼しげな夏の日陰のタイルに座って通りを眺めながら過ごす。

だけど、夜になるとあたりの暗がりやビルの隙間にもぐりこんで、人間に分からないようなネコの付き合いを広げているようだ。

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駐車場のトラさんのこと。

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駐車場のトラさんはこう見えて女の子。

いつも難しい顔をしてとある駐車場にいる。

トラさんのいる駐車場はこの街のとある仲通にあって、

そこには近所の街猫たちの事情に詳しいおばさん(「戸籍係のおばさん」とこっそり呼んでいる)、自転車でやってくる無口で世話好きのおばさん(やっぱり「世話好きおばさん」と呼んでいる)、ポッコリとしたおなかを揺らして猫を抱き上げてはニコニコしているおじさん(この人は単に「おじさん」と呼んでいる)がいる。

駐車場にはもう一匹の白猫がいるけど、それはまたの機会に…。

で、トラさんはその仲通にある立体駐車場に日がな一日いて、戸籍係のおばさんや、世話好きおばさんや、おじさんからご飯や水や仮眠所を提供されて生活している。

そう言うと、それはもう街猫じゃなくて飼い猫じゃないかっていう話もあるけど戸籍係のおばさんに言わせると、トラさんともう一匹の白猫はこの駐車場の「居候」なのだそうだ。

その証拠にトラさんやもう一匹の白猫は、夜な夜な出かけて朝帰りすることも度々だし近所に色んなところでトラさんを見かけることもある。

トラさんはこう見えて神経質で、おばさん達やおじさんがいないところでうっかり近づくとビックリするほどのスピードで逃げていくし、近づかなくてもこちらを見つけると、眼光鋭く睨みつけてくる。

だからトラさんを見つけると、先ずトラさんに見つからないように注意を払い見つかった場合でも一直線に近づかないようにして、のんびり、のんびり音をさせないように近づかなくてはいけないんだ。

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